文字と式 ~7~ 文字式の表し方 かっこ【中1数学】
文字式の表し方で、かっこの使い方が分かっている人はこのページは飛ばして次の【まとめ】を読んでみてね!
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文字式の表し方 かっこ について
文字式では「かっこ」をよく使いますが、どんな時に使うかというと、
・a+(-b)などのマイナスを表すとき
・3a-5(a-2)などの計算の中のまとまり
・(5a+10)円 などの文字式(数)のまとまり
マイナスの符号は別として、基本的には文字式(数)のまとまりと考えてOKです。
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文字式のかっこの考え方
四則の混じった計算で、『かっこのある式の計算では、かっこの中を先に計算する』というルールがありましたよね?
基本的には、それなんです。
文字式になると、計算が終わっていない式が存在します。
例えば、(3a+10)などですね。文字式の計算上、これ以上計算はできないので、ココで計算が終わった‥としますが、実際には終わっていない‥と思いますよね^^;
aが「5」ということが分かれば、(3×5+10)なので、25という数字で表せますが、aが何か分からない数字なので、3aもどんな数字になるのか分からない。だから+10も計算が出来ない‥計算が終わっていないってコトになりますよね。
上の(5a+10)円 は、5a円でも10円でもありません。(5a+10)という計算が終わっていないまとまりの数だから「かっこ」をつけて(5a+10)円‥というように覚えておきましょう。
計算が終わっていないということを基本に考えていきましょう。
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文字式のかっこのはずし方
一番間違いやすいのが、-2(5a+3)など、かっこの前にマイナスがある場合です。
-2(5a+3)は、
5a×(-2)+3×(-2)ということですが、どうしてもマイナスを忘れてしまうので、慣れるまでは注意しながら計算のトレーニングをしていきましょう!
わり算は逆数をかけることと同じですので、わる数を逆数にしてかけ算に直しても同じことです。
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文字式で間違いやすい かっこの計算
多くの中学生が間違えてしまう文字式の計算とは・・・
分数のひき算です^^;
例えば(↓)
上の式のように、分子に 2a+5 というような式がある場合、本当は(2a+5)と「かっこ」でまとまっている!と覚えておきましょう!
分数の前にマイナスがある場合、上のように分配法則が適用されます。
知っている‥だけで終わらないように、しっかりとトレーニングをして、使える知識にしていきましょうね^^b
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