中学生の数学 ~文字式~つまずきポイントを克服

「文字式を作りなさい」というような問題で
文字式が作れない人はチェックしてみて!
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文字式でつまずきポイントを知る

中学生の数学の問題で「次の数量を文字式で表しなさい」という問題が解けない場合、文字式のことが分からないから解けないのではなく、多くの場合は、その数量を表すことができないから解けないようです。
その数量を表すことができない原因は、算数で覚えたはずのことを忘れてしまったから‥ということになります。
問題を解きながらチェックしてみましょう。

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文字式を作る問題でチェック

◆文字式を作る問題①
Aさんはa分、Bさんはb時間歩きました。2人の歩いた時間の和(分)を文字式で表しなさい。

◆文字式を作る問題②
x人の8割の人数を文字式で表しなさい。

◆文字式を作る問題③
時速120kmでa分間走った時の道のりを文字式で表しなさい。

◆文字式を作る問題④
1辺acmの正方形の周を文字式で表しなさい。

◆文字式を作る問題⑤
十の位がa、一の位がbの2けたの数を文字式で表しなさい。

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文字式 つまずきチェック

◆文字式を作る問題①
Aさんはa分、Bさんはb時間歩きました。2人の歩いた時間の和(分)を文字式で表しなさい。

答え:a+60b(分)

スムーズに溶けた人は次の問題の解答へ‥

この問題を考えるときに、簡単な数字を文字に入れてみましょう。例えば‥
Aさんは10分、Bさんは1時間歩きました。2人の歩いた時間の和(分)を文字式で表しなさい。
これならAさんが10分で、Bさんが60分‥だから10+60と分かると思うのですが、1時間=60分が理解できないかもしれません。1時間=60分が分かっても、式が思いつかないかもしれません。

どの部分で引っかかりましたか?

1時間が60分で、2時間は120分、3時間は180分‥て、ここまでは大体の人ができるんです。
では、それを式にしましょう。
どうやったら1が60になるのか、2が120になるのか、3が180になるのか‥

30分+3時間は何分になるのか‥というように考えていきましょう。
数字で式ができたら、数字の代わりに文字を使うだけなんですよ。

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◆文字式を作る問題②
x人の8割の人数を文字式で表しなさい。

答え:0.8x人 or 4/5x人

スムーズに溶けた人は次の問題の解答へ‥

基本的な割合の問題ですね。全体(x人)の8割なので、全体の人数に0.8をかければいいのですが、この問題が分からない場合は、割合の基礎が分かっていないと思われますので、下のリンク(↓)から割合の基礎を見直しておきましょう。

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◆文字式を作る問題③
時速120kmでa分間走った時の道のりを文字式で表しなさい。

答え:2a km

スムーズに溶けた人は次の問題の解答へ‥

「時速120km」と「a分間」で時間と分間なので、単位が違いますのでまずは単位をそろえてあげましょう。
時速120kmは分速2km。a分間走っているので分速2kmにaをかける。
※時速120kmは1時間で120km進める速さ。分速2kmは1分間で2km進める速さ:これが分からない時には下のリンクから「はやさ」の基礎を見てみよう。

※この問題ができなかった人へ※次の問題ができますか?
1.分速300mで5分間走った道のり
2.時速60kmで10分間走った道のり

1番の問題は、分速300mで5分ですので、速さと時間が「分」で単位がそろっているので、そのまま300×5として、1500。この1500は、分速300m‥メートルが基準ですので、1500mとなります。

2番の問題は、速さが「時速」で時間が「分」なので、どちらかに単位を合わせる必要があります。時速60kmを分速に直す場合は60km÷60分=分速1km or 分速1000m。分速1km×10分なので、10kmとなります。

速さについてあいまいな人は(↓)をチェック

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◆文字式を作る問題④
1辺acmの正方形の周を文字式で表しなさい。

答え:4a cm

一辺acmの辺が4辺ですので、a+a+a+a=4aでもいいですし、4×aでもOKです。
この問題をすると、なぜかaの2乗と答える人が多いのですが、それだと面積になりますよね?
もし計算が分からなくなったら、正方形を描いて、辺のところにacm、acm‥と書き込んでみましょう。

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◆文字式を作る問題⑤
十の位がa、一の位がbの2けたの数を文字式で表しなさい。

答え:10a+b

例えば、「38」という2けたの数を「3」と「8」で式を作る場合、十の位の「3」を30にして、一の位の数「8」はそのままたせば38となります。「3」を30にするには10をかければ良い・・となります。⇒【3×10+8】。
同じように62ならば【6×10+2】となります。

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つまずきポイント まとめ

今回は文字式を作る例題5つで話を進めてみましたが、いかがでしたでしょうか。

ポイントとしては、
1.文字式が作れないという時には、数字に置き換えて考えてみましょう。
2.それでもわからない時には、その問題に出題されている基礎が分かるか確認しましょう。
という感じになります。

あともう一つ、結構重要なことをお伝えしますよ‥

それは‥

『頭の中だけで考えない』ことです。どういうことかというと、考えたことは書いてみる。数字だけでもいいですし、図を描いてもいいですし、矢印とかでもOKです。頭の中だけで考えずに何かを書いてみる‥ということ。
コレ、かなり重要なポイントです。

あ、でも、私は天才だからそんなことしなくても解ける‥って人はやらなくてもOKです^^
・・実際にそういう人はいますからね^^;

文字式が作れない人でも、数字に置き換えると『分かる・解ける』という人も多いので、まずは数字に置き換えて、考えてみましょう!
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