中学生の勉強方法 ~ 復習とノートの使い方 ~

中学生は、部活や宿題、自学、その他にも自分がやりたいことで忙しいですよね。
だから、短時間で効率的に勉強をしましょう!という話です。

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中学生の勉強方法

今回は中学生の勉強方法として、普段の勉強に活かしてほしい
・ノートの取り方
・復習のやり方
・予習のやり方 の3点をお伝えします。

勉強のやり方は人それぞれですし、効率が良いとされている勉強方法も色々ありますが、今まで一緒に勉強した多くの中学生が成果が出た勉強のやり方をお伝えしていきます。
テスト前の勉強方法などはまた別の機会に・・・。

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中学生の勉強方法 ノートの取り方

教科の担当の先生などから指定がなければ、『コーネル式ノート術』をおススメします。
このノートの取り方は、アメリカ名門コーネル大学で開発されたノートの使い方だそうです。

中学生の勉強方法 コーネル式ノート術

専用のノートも販売されていますが、普通のノートに線を引くだけでOK!
ちなみに専用ノート(↓)
コーネル式ノート
Amazon

このノートの取り方は、多くの人にマッチした良いノートの取り方です。
しかし、問題は使い方と考え方です。良いシステムがあってもそれがうまく機能するわけではありませんのでよく読んで上手に利用しましょう。※難しいことではありません。むしろカンタン。

コーネル式ノートの使い方

【ノートの使い方=勉強のやり方】というようになっています。

①のエリアはノートエリアで、授業中にノートをとる場所です。ここに関しては特に説明はいりませんね。

②のエリアはキーワードエリア。横幅4~5cm。授業終了後できるだけ早くここに重要だと思うキーワードを書き込みます。ここが第一の復習ポイントになります。忘れないうちに重要なポイント(記憶のトリガー)だけ記入しておきます。

③のエリアはサマリーエリア。5~6行分。家に帰ってから、そのページの要点をまとめます。ここが第二の復習ポイントになります。②のキーワードエリアを元にもう少し詳しくまとめましょう。

スピードも重要な要素です。②キーワードエリアは1分程度、③サマリーエリアは3~5分程度でまとめるようにします。
忘れてしまってからの復習は時間がかかって大変ですが、このタイミングで復習をすることで時間はかなり短縮されます。

最初は③のサマリーエリアに要点をまとめるのに時間がかかるかもしれません。しかし、毎日まとめをすることで、まとめる能力もアップしますので、どんどん早くなっていきます。更に、これをやることによって学校ワークをやる時もスピードが上がります。まずは理科と社会で使うなど、2教科くらいで試してみましょう。

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中学生の勉強方法 復習のやり方

中学生の勉強方法 イメージ中学生の勉強の中心は『授業』だと考えます。『授業』で知識を得て、それを定着させるのが『復習』です。
復習の第一歩は上で説明をしたノートのまとめ(②キーワードエリアと③サマリーエリア)です。これだけでもある程度成果は出るのですが、もっと成果を出したい場合は、学校ワークと学校ワークの解き直しのタイミングを調整することです。

学校ワーク・学校ワークの時直しは、学校ワークのキリの良いところまで授業が進んだらすぐにやる。その3~4日後に解き直すようにする。ただし、解き直したときにかなり忘れてしまっているなと思ったら、解き直すタイミングを1日早める。というように進めるといいでしょう。

ちなみに、学校ワーク(問題)をやったら丸つけをすることを忘れずに!
自分の答えが正しいのか間違えているのかが解らないのではやった意味がありません。どんな考えでその答えにしたのかが解るうちに答え合わせをして、間違えている部分は修正するようにします。解説も読み、理解出来たら解き直す‥ということが大切です。
あまりにも間違いが多い場合は、その日のうちに自学ノートに解き直すようにするといいですね。

学校ワークの解き直しをする場合、最初にやるのはノートにやっても学校ワークに直接書いてもOKですが、できれば最初に学校ワークにやって、できなかった問題に×印をつけておくと、後で見直すときに分かりやすくて良いと感じています。
ノートに解き直す場合、基本は答えだけ書きます。問題文の書き写しは勉強になっていないことが多いので、必要最低限にします。

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中学生の勉強方法 予習のやり方

中学生の勉強方法 予習のやり方 イメージ予習のやり方が学校や教科で決まっていない場合、ほとんどの中学生は予習をしていません。というか、予習をする余裕がありません。
最初にも書きましたが、中学生は忙しいんです。
部活が終わって家に帰ると19~20時くらいになります。そこから夕食、宿題、自学、お風呂となるのですが、成長期の中学生ですから、健康や心身の成長を考えると、できれば23時には寝て欲しい!
そして、宿題や自学は復習がメインになりますので、予習をする時間はほとんど無いというのが実情だと思います。

しかし!予習をやった方が絶対に成績は上がります。
ではどうするか‥ですが、
【簡単短時間で成果が出る予習】
1.次の日の授業部分の教科書を読む
2.新しく出てくる部分をチェックしておく やることはこれだけです。

新しく出てくる部分を調べたり理解する必要はありません。新しく出てくる部分は授業で教えてもらえばいいんです。しかし、事前に「こういうことを勉強するんだなぁ」とか「コレって何だろう?」と少しでも情報が頭に入っている状態と、全く知らない状態では、授業中に吸収できる情報量が変わってきます。だから、教科書を読むだけでも効果が出るんです。

この方法なら、学校に行ってからでも授業が始まる直前でもできますのでおススメです。

実際にこのページに書いてある勉強のやり方を実践している生徒は、かなり成績が上がっています。しかし、いきなり全てを実践することは難しいでしょう。
自分でできそうだな‥と思ったところから始めて、慣れてきたら次の段階へ‥とステップアップしていきましょう!

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