文字と式 ~3~ 代入と式の値・項と係数【中1数学】

「代入」と「式の値」は難しくはないのですが、間違えて覚えてしまい、あとで苦労した人もいますので、気を抜かずにしっかりとマスターしていきましょう!

代入と式の値

このページでは「代入」と「式の値の求め方」について説明していきます。
間違いやすい部分もあるので、しっかりとチェックしておきましょう!

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代入

代入とは、文字式のなかの文字に何らかの数を置き換えることをいいます。
例えば、参加人数a人から500円の会費を集めるとすると、集める会費の合計は、500円×a人で【500a(円)】となります。
参加人数が20人だった場合、a=20人となりますので、【500a(円)】のaの代わりに20を入れて【500×20(円)】となります。参加人数が30人だった場合、a=30人で、aの代わりに30を入れて【500×30(円)】となります。

代入は、何か分からない数として使っていた文字に『数字をあてはめて、その数を求めること』と覚えておきましょう。

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式の値の求め方

式の値とは、代入して求められた計算結果のこと。

【式の値の求め方】まずは、文字式を記号「×」「÷」を使った式に直してから代入する練習をしておきましょう。負の数の場合は(カッコ)をつけて、a=-3なら-3は(-3)として代入します。

例えば(↓)
中学生 数学1:文字式 代入・式の値の求め方

POINT 中学生の数学の問題では、代入した後は、文字が数字に置き換わっていますので、数字だけの式になっているはずです。数字だけになったら計算して式の値を出しましょう。
代入する時の注意点は、負の数は(カッコ)をつけるということです。

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項と係数

「項」と「係数」という言葉と意味を覚えておきましょう。

項とは加法の記号「+」で結ばれた一つ一つの式のことで、ab+c という文字式ならば、項は「ab」と「c」ということになります。
係数とは文字を含む項の数の部分のことで、-4a+2b という文字式ならば、項は「-4a」と「2b」、aの係数は「-4」、bの係数は「2」ということになります。

プラス・マイナスの正負の符号も係数となります
例えば、3a-4b という文字式は、3a+(-4b)ですので、項は「3a」と「-4b」となり、aの係数は「3」、bの係数は「-4」となります。

【同類項(同類項)について】
文字の部分が同じ項を同類項といい、同類項の場合は、加法も減法もできます。
どういうことかというと(↓)
中学生 数学1:文字式 同類項の計算
加法の場合しか説明していませんが、これは減法の場合も同じ考え方です。

※分配法則が解らない!という人は(↓)で確認しておきましょう。

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このページでは難しいことは伝えていませんが、重要なことを伝えています。
「代入」「式の値」「項」「係数」など、言葉の意味がわからないと問題の意味がわからない‥ということになってしまいますので、しっかりと覚えておきましょう!
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