文字と式 ~2~ 文字を使った式の表し方【中1数学】

このページは文字式の基本中の基本。かなり重要です。
絶対にマスターしておきましょう!

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文字式の表し方

文字式には文字式の表し方(ルール)があります。
中学生以上の数学でずっと使っていくことになりますので、しっかりと覚えておきましょう。

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文字式のルール

●ルール1 文字の混じった乗法(かけ算)では「×」を省く。
(例) 3×a → 3a

●ルール2 文字と数の積は、数を文字の前に書く。
(例) a×8 → 8a

●ルール3 文字はアルファベット順に並べる。
(例) b×a×5 → 5ab

●ルール4 1は省いて書く。
(例) 1×a=a,-1×a=-a

●ルール5 同じ文字の積は累乗の指数を使って表す。
(例) 下記

●ルール6 文字の混じった除法(わり算)では「×」を使わずに分数の形で表す。
(例) 下記

「ルール5」と「ルール6」の例

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文字式の表し方の問題

●次の式を,文字式の表し方にしたがって書きなさい。

(1) a×a×2
(2) a×a+b×(-1)
(3) 3×(-a)÷b
(4) (-1)×a×b
(5) 3÷c×b×a

●次の式を,記号「×」「÷」を使って表しなさい。

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(↓)上の問題の解答

この文字式の表し方や表している意味は完璧に覚えておきましょう。

中学生の数学では、「文字と数の積は、数を文字の前に書く」「文字はアルファベット順に並べる」だけでは困る時があります。それが「π(パイ)」です。「π(パイ)」だけ、特別扱いで数字と文字の間に書く!と覚えておきましょう。

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