成績を上げるための教材選び

2022年2月6日

今回は春という季節的なこともあって、教材選びと勉強方法のお話をさせていただきます。
中学生と中学生の保護者向けの内容となっています。
毎年、志望校合格率100%を達成する「勉強に対する考え方」も参考にしていただけたら嬉しいです。

中学生の教材選び

中学生の教材選びですが、基本的に「自学で使う教材」選びということで話しを進めていきます。
中学校の定期テストや受験に向けた模試などで、勉強する内容が変わってきますが、その区分についても説明していきます。

そして、切っても切り離せないのが勉強方法とその考え方についてです。
いい教材は買ったけど成績が上がらない!では仕方がありませんので、教材選びを中心に、中学生の勉強方法とその考え方についてお伝えしていきます。

 

いつ何を勉強するのか

勉強をする上でかなり重要なのが「いつ」「何を」勉強するのかということです。
中学3年生になると、定期テストと受験勉強が重なって、この基本的な考え方ができなくなる人も多いので、特に注意が必要です。

いつ何を勉強するのかは、次の3つの期間に分けて考えていきましょう。

Aターム:学校の授業と同時進行で学校ワークを中心とする勉強
Bターム:テスト範囲の復習
Cターム:中学校で習った内容の復習・受験勉強

この分け方で何となく想像できると思いますが、
AタームはBターム・Cターム以外の期間
Bタームは定期テスト前2週間程度
Cタームは定期テスト後の長期休暇中+受験前 という考え方をします。

Aタームはある程度融通が利く期間ですが、Bタームの定期テスト前に、テスト範囲外の勉強(受験勉強)をすると、一所懸命に勉強をしても点数が上がらない‥という事になります。
当たり前のことだと思うかもしれませんが、このような勉強をしてしまう中学生が多いので、自分が何に向かって勉強をしているのかチェックしておきましょう!
もちろん、Aタームだから受験勉強をしなくてイイとか、してはいけない‥というものではありません。
Aタームは、主に授業の進行に合わせた勉強をしていきましょう‥ということです。人それぞれ理解度や進み具合が違いますからね。

続いて今回の本題「教材」の話です。

 

何を使って勉強するのか

どんな教材を使って勉強をするのか‥ということも、Aターム・Bターム・Cタームに分けて考えていきましょう。

Aターム:基本的には「教科書」と「学校ワーク」を使って問題を解く勉強をすることをおススメします。
ただし、授業で理解できなかった、解らなかった‥という時のために学研の「ニューコース参考書(↓)」のようなものがあるといいですね。 当サイトを検索していただいてもOKです^^

↑このシリーズの参考書は結構おススメです。
基礎が理解出来たら、当サイトの問題集を解きましょう!

テストで問題が解けない中学生は、問題の演習不足です。
基礎が理解できる「分かった」の状態と、問題を何問も解いた「解ける(できる)」という状態は違いますからね。

 

Bターム: テスト前ですので、テスト範囲の「学校ワーク」「授業で渡されたプリント」「単元テスト」の解き直しをしておきましょう!
これだけで80点以上は取れます。※シッカリと理解して問題を解くことが出来れば100点も取れるはず。

 

Cターム:中学1年生・2年生は、学校の宿題で、今まで習った単元の復習問題が出るはずです。その宿題の問題を自学ノートにもう一度やる。という、2回繰り返しの勉強をしておけばOK!
もし、前学期で不安なところがあれば、その部分の学校ワークも解き直しておきましょう!

中学3年生は、教材がちょっと変わります。夏休みのドリルのようなものではなく、「受験対策教材」の●●ページまでという宿題になります。
もちろん、それだけでは絶対的に勉強量が足りませんので、繰り返し勉強をするとか、「自由自在(↓)」のような問題集で色々な問題に触れることも大切です。

中学3年生の受験対策問題集を勉強しても、テストで成果が上がらない人は「やっただけ」の勉強になっているんです。
暗記の問題は「覚える」こと、数学などは「解ける」ことが重要です!
やっただけで終わらせないようにしましょう!

 

教材を選ぶポイントは

教材を選ぶポイントは、自分の勉強方法にあった教材を選びましょう!というのが基本にあります。

学校ワークの問題を解くのに困っている人は、上で紹介したような参考書を使って理解を深め、学校ワークの問題を解けるようにして、何度か問題を解き直してみましょう。

学校ワークは完璧に解けるからレベルアップをしたい!という人は、参考書ではなく、問題集を使ってどんどん問題を解いて理解を深めていきましょう!

まずは「分かった」「理解できた」という段階にしましょう!
それが出来たら次は、その知識を使って「問題が解ける」「できる」という段階です。
そして更に上を目指したい人は、色々な問題で知識を深めましょう。

 

英語が苦手な人は・・・

英語が苦手になる人は、英文が読めなくなるから苦手になることが多いので、下のような参考書やCD付の参考書で、教科書の本文が読める‥という状態を作っておきましょう!

「読める」⇒「意味がわかる」⇒「書ける」という段階を意識して、自分がどの段階なのかで、勉強のやり方を変えると成果が出やすいですよ^^

 

成績上げる勉強方法

上の吹き出し部分で言っていることが、ほぼ全て‥という感じなのですが、

理解しているのか
問題が解けるのか

この2つを区別して考えることです。

まずは「わかった!」の段階にすること。
次に「解ける!」の段階にしてトレーニングすること。

正直に言いますと、「わかった」の段階に行くのは簡単です。毎日コツコツ勉強をしていれば、学校の授業だけでこの段階には行けるはず。
問題なのは「解ける」という状態にしてからの演習量が圧倒的に少ないという事です。
他の記事でも話していると思いますが、「定期テストまでに学校ワークを5回繰り返し勉強しましょう」くらいの演習量は必要です。

更に、「暗記する問題」は繰り返しでも良いのですが、「考える問題」の場合、「考え方」が解ったら、別の問題で試してみることも大切です。

理解しているけど、問題が解けない‥もしくは正解にたどり着けないという事もあるでしょう。
その時は、自分の考えと解説の違いやなぜ正解にたどり着けなかったのかを考察し、修正することです。

どうしたら成績が上がるのかを考え、チャレンジしてみましょう!
人から与えられるのではなく、自分で考え、自分で動くこと!これ、大切なことです^^